
小池一夫の代表作といえば、1970年代に発表した『子連れ狼』や『御用牙』などです。こうした作品の特徴は、主人公のキャラクターが立っていること、そして壮大な舞台設定の中で主人公を活躍させていることです。そうした点は作者自身が意図したところであり、それゆえに「キャラクター原論」の提唱者とも言われています。1980年代には海外でも評価が広がり、日本の漫画が世界で読まれるようになるきっかけのひとつとなりました。
同時に、性と暴力の描写も作品の特徴になっています。1970年代には国内で次々と映像化され、やがて海外でもクエンティン・タランティーノやジョン・ウーなど、多くの映画人がファンを公言しました。小池劇画はアメリカン・コミックスにまで影響を与えたと言われています。実際にアメリカでは、英語版『子連れ狼』が2001年にアイズナー賞を受賞しています。
主な代表作
| 作品 | 作画 | 内容 |
|---|---|---|
| 子連れ狼 | 小島剛夕 | 公儀介錯人・拝一刀と息子大五郎の復讐の旅を描く時代劇画 |
| 御用牙 | 神田たけ志 | 同心・板見半蔵が型破りな方法で悪に挑む捕物時代劇 |
| 修羅雪姫 | 上村一夫 | 母の復讐のために生きる女性・雪を描く明治の物語 |
| 高校生無頼控 | 芳谷圭児 | 高校生を主人公にした青春アクション |
| クライング フリーマン | 池上遼一 | 人を殺めるたびに涙を流す暗殺者の現代劇 |
| オークション・ハウス | 叶精作 | 美術品のオークションの世界を舞台にした作品 |
それぞれの作品の詳しい紹介は、子連れ狼と御用牙のページ、映像化については映画・ドラマ化とその比較の記事をご覧ください。


